2016.12.14

【かかしあげ】

【案山子揚げ】
十一月中旬から下旬
初亥の日に西日本で行われる「亥の子祭り」同様の収穫祭で、『十日夜(とおかんや)』と呼ばれる東日本の行事の別名。旧暦十月十日に行われ、田の神様を象徴する案山子を祀り、新米でついた餅などのお供えをするそうです。案山子は「臭し(かがし)」からきていて、獣肉などの強い匂いをつけたものを田畑に立て、獣や鳥を追い払うものでした。今や案山子の形も様変わりしていっているようですが、やはりカカシといってすぐに頭に浮かぶのは蓑や笠をかぶった へのへのもへじ。まさに雨にも負けず、風にも負けず田んぼを守っている姿は頼もしくあり、少々斜めで不格好な出で立ちがいとおしくもなりますね。そして食べ物への有難みや感謝を改めて思います。そうしていただくお米の味は、美味しさもひとしおです!